スーパースターに寄せて
どの分野であれ、
何かしら自分の魂を震えさせるほどの影響を受けた人物は
誰にもおられるかと思います。
自分の好きなことで、秀でた才能を持った人に出会い
「憧れ」や「尊敬」の念で追い続けること、そうでなくても心の支えになる人。
今日は僕が影響を受けた一人の方の命日です。25年経つとのことです。
X-JAPAN ギタリスト hide
`高校在学時に友人からX-JAPANの音楽を勧められ、とにかく魅了されました。
そしてその流れで大学入学を機に友人が結成したバンドに参加することとなりましたが
当時僕が特に耳から離れなかった音が
ベース
だったのです。
迷うことなく、ベースが演りたくなり、秋葉原に買いに行った記憶があります。
それではそんな僕がなぜギタリストに魅了されたのか...
ライブ映像を繰り返し見ているうちにどうしても目で追い続けてしまう、プレースタイル、
表情などすべてに惹き付けられてしまう。
「音楽」を通してでしたが、虜になりました。
特に当時の所謂ビジュアル系のバンドは熱狂的なファンが多く、
ファッションを含めて模倣される方も多く、
話題にもなっていましたが、とりわけ僕が震えたのが、
彼のバンドというコミュニティ内での自分の立ち位置をしっかり理解していたこと。
そしてそのコミュニティを人生の舞台として謳歌し続けていたことにありました。
数年後、X-JAPANというバンドは解散してしまいますが、
ソロになってからの彼は、X-JAPANを常に意識しながら
新しいことに取り組み続けていました。本当にカッコ良かった。
そんな彼が、報道としては、自ら命を絶ったことになってますが、
そう思いたくない人が沢山おられます。
当然です。
だけど、今となっては何もわからない。
すべて推測に過ぎない、彼の意思を最後まで全部理解していた人は
どれぐらいいるのだろうか。
彼のような立場の人は、
いろんなメディアで自分の考え方や生き方のようなものをオープンにしていることが多い。
それは、スポットライトを浴びる人だから。
ただ、どんな形であれ、突然居なくなってしまったことには変わりなく、
居なくなった後はすべて憶測で語られてしまっているように感じます。
憶測で語られると、「不安」と「心配」が付き纏ってしまうのです。
寂しくもあり悲しい話になるのですが、
早いうちから、
居なくなる準備を進めておかなかればならないのです。
そうすれば、遺された人は安心します。
どんなステージでも幕は降ります。
スポットライトは『人生』という舞台に立っているすべての人を照らしています。
有名無名は関係ない。
そのために『終活』を進める必要があるのです。
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